2026.10 今でもお借りする人がいる、光明寺さんの「千体佛地蔵」

清水区下清水町の祝融山光明寺(シュクユウザン コウミョウジ)さんの山門を入った右側に千体佛地蔵堂があります。堂内には私がざっと見ただけでも700体ほどの小さなお地蔵さんが祀られていますので紹介させていただきます。昔、光明寺さんの門前に明治初年まで約600年続いた勝学院というお寺があり、小さな延命子育地蔵菩薩が祀られていたそうです。子授けや子供の病気全快祈願にご利益があるお地蔵さんといわれていたそうです。一体をお借りして家で祀り、願いが叶うと二体にしてお返ししたので数が増えていったそうです。明治十九年に廃寺となった勝学院から光明寺さんに安置されたそうです。写真は多くのお地蔵さんが祀られている堂内です。ご住職に譲り受けた経緯をお聴きしましたが、祖父である二代前のご住職からも詳しくは聴いてなかったため、よく分からないそうです。今でも一体借りて二体お返しする方がいるとのこと。「世の中のことなので、檀家さんでなくてもお貸ししますし、心あるひとなら返してくれますよ。」とのことでした。お堂にいっぱいのお地蔵さんにはその時々の一人一人の方々や家族の願いや祈りが込められているのだなと感じました。


